カルシウム摂取に落とし穴あり!一緒に摂るべき栄養のお話
2022/03/04
カルシウム摂取に落とし穴あり!一緒に摂るべき栄養のお話
高松市のカイロプラクティック施術院、か・から~ず施術院です。
突然ですが「骨粗鬆症」、気になっている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
この骨粗鬆症について、気になる話を読みました。
それは、「世界有数の乳製品摂取(≒Ca摂取)の国、ノルウェーの骨粗鬆症罹患率は日本の5倍」という話です。
ちなみに日本はどの年代でもCa摂取が目標に届いていない国です。
「骨といえばカルシウム」というイメージが強いでしょうから、カルシウムを多く摂っているノルウェーの人たちが、摂取量の少ない日本人より骨粗鬆症に悩む人が多いのは意外な感じがするでしょう。
ここにカルシウム摂取の落とし穴があります。
それは「カルシウムの半分の量のマグネシウムを摂らなければちゃんと吸収されない」ということです。
つまり、マグネシウムを摂らないと、いくらカルシウムを摂っても吸収されず排出されてしまうのです。
また、マグネシウムはカルシウムの吸収、骨の形成に働くだけでなく、カルシウムと相互に働いて筋肉を働かせたり(弛緩と収縮)、高血圧を防止したり神経の興奮を抑えたりと様々な働きをするミネラルです。
筋肉の働きに関わるということで、カルシウムとセットでしっかり摂取すれば、肩こり、腰痛や足がつるといった症状にも効果が期待できます。
マグネシウムを多く含む食品はナッツ類や海藻類、ほうれん草やゴボウなどです。
ちょっと頭の片隅に入れておいて、食事の際に気をつけていただけたらと思います。